沿革 | History

はじまりは音楽教室から

現在の名誉監督である杜哲也氏により、音楽教室の合奏クラスからオーケストラがうまれました。それがフィルモア合奏団のはじまりです。
大人から楽器を習い始めた人たちが合奏をしたい、そして、続けたい、と思ったことがスタートだったのです。
教室内の発表会に数回出演の後、1993年に初の単独コンサートを開催。
翌1994年に開いた2回目のコンサート終了後に『フィルモア合奏団』と改名し、以来およそ年1回のペースで『フィルモアコンサート』を開催しています。
今では、2管編成のオーケストラとして、バロック・古典などを中心に幅広い曲を演奏することができるようになりました。


常任指揮者・トレーナーの招聘

大人になってから楽器を始めた人が多く、まだまだ演奏技術がおぼつかない部分があるため、常任指揮者や楽器ごとのトレーナーを招聘することで、レベルアップをはかりました。この制度は今でも引き継がれており、合奏中の指示はもちろん、練習のスケジュール・方法などの相談にのっていただいております。


受難と模索の時代

2020年の年が明けると同時にやってきた新型コロナウィルスの感染拡大・・・。
当団の練習も多大な影響をうけました。今までのような合奏ができず、活動の存続も危ぶまれましたが、トレーナーの方々のご協力により、レッスン動画の作成・リモート合奏などを取り入れ、練習を維持することができました。
また、練習会場として利用させていただいている音楽専用空間クレモニア(現 クレモニア・スタジオ)ご厚意により、弦・管の分奏での練習を続けることができました。
今となっては、あの頃の苦労と模索が現在の活動へとつながった良い経験になりました。


新しいフィルモアへの一歩

感染症の収束とともに、以前のような活動に戻りつつある今日。継続は力なり。さらに新しい目標に向かって進むための第一歩をふみだしました。
長く続くフィルモアの歴史と新しいフィルモアの双方に思いをはせながら、日々活動を続けております。